化粧品OEMメーカーの最新比較ランキング Best5!
おすすめの化粧品OEMメーカーはどこ?化粧品をOEMする際のポイントと選び方を詳しく解説しています。
化粧品OEM受託会社の最新比較ランキング、Best5!
これから化粧品のOEMを依頼しようと考えている事業担当者や化粧品事業を始めてみようとしている方必見のOEMマニュアルを公開しています。
化粧品は、自分で化粧品工場を建造してつくっていくわけにはいきませんので、どこかの製造工場に開発協力や製造委託を行わなければいけません。
そこで、まずはおすすめのOEM会社の紹介とともに、選定ポイントである、「費用」「リードタイム」「最小ロット」についてご紹介します。
こちらのサイトでは以下のようにご紹介していきます。
純粋に企業ランキングだけ掲載していこうと思っていたのですが、その際いくつか押さえていきたいポイントがあったため、そこも書いてしまいました。
やや長くなってしまいましたので、ご興味のある項目のみでも参照いただければ幸いです。
化粧品OEMとは
化粧品OEMの仕組み
1つの商品が完成するには、中身以外にも様々な資材が揃ってはじめて完成します。
例えばシャンプーをつくる場合、シャンプーの中身はもちろん、それ以外にも容器やポンプ、ラベルなどの資材が必要となってきます。
委託主から依頼を受けた受託会社は、要望のヒアリングから試作、製造、納品まで一貫して行ってくれますが、中身以外にも資材のロットや費用が別途かかってきます。
資材は自社で手配し受託会社へ支給することも可能ですが、コストを抑えられるメリットがある代わりに手配の手間や輸送の費用などもかかってきます。
また、容器やポンプは最低ロットが大きいものも多いので負担も大きくなります。
受託会社へ資材の手配を依頼する場合も同様に最低ロットがありますが、手配の手間や輸送費用などが省けるのがメリットです。価格は自社で支給するよりも多少高くなります。基本的には小ロットでの製造は全体的に費用が高くなると考えておいてください。
どういう人がどういう時に依頼するのか
「化粧品メーカー」が新しく製品を作る際はもちろん、「美容室」や「小売店」などが自社ブランド商品を作りたい時に依頼することもあります。また、「個人」で依頼することも可能です。
化粧品OEMの最新手法
化粧品OEMというと、中身の処方から、容器の選定、ラベルデザインまで一からつくるイメージが強いと思いますが、現在は超小ロットにも対応させたいという需要が増えてきているため、部分的な製造委託を行うことで、10本程度からの展開もやり方によっては可能になっています。
消費者の多様化した需要に対し、大きなロットで化粧品を作っても、実際に売れるかどうかはやってみなければ誰にも分かりません。
そのため、売れ残りリスクなどを最小限に抑えるために、まずは同様のカテゴリの化粧品を仮製造し、テストマーケティングを行うことを優先する「ドライテスト的手法」を選択するベンチャーが増えてきています。
この手法を用いれば、ロットの制約が数十本からと低リスクで事業スタートできるようになるため、可能な限り最初は投資リスクを抑えたいという場合に有効です。
本記事では、通常の製造受託会社の他に、このドライテスト的手法が用いれるお勧めのパートナー企業も紹介していますので参考にしてみてください。
化粧品OEM会社ランキング
1、株式会社シーエスラボ
≪高い技術・高性能設備で高品質な製品を提供≫
https://www.cs-lab.co.jp/
◇製造可能品種/基礎化粧品・スキンケア、ヘアケア、ボディケア、雑貨など
◇最低ロット/500本
高品質な試作品を仕上げてくれて、対応も柔軟かつ丁寧。
大小問わず、悩みや依頼に応えてくれるため、初期フェーズにはお勧めな企業です。
2、株式会社セントラル・コーポレーション
≪100個からオリジナル処方の製品が製造可能≫
http://www.central-web.co.jp/company/
100本からオリジナル処方で製造可能
◇製造可能品種/基礎化粧品・スキンケア、ヘアケア、石鹸、メイクアップ化粧品、医薬部外品など
◇最低ロット/100本
なにより小ロットで対応してくれることが嬉しい。
アンチエイジング化粧品が得意なため、シニア世代にアプローチするなら声をかけておきたい企業です。
汎用品であれば、容器も100個から用意してくれるのがGOOD。
3、株式会社サティス製薬
≪独自の高機能国産ナチュラル原料を80種類以上開発≫
https://www.saticine-md.co.jp/
◇製造可能品種/基礎化粧品・スキンケア、ヘアケア、日焼け対策・ケア、石鹸、医薬部外品など
◇最低ロット/1,000本
ナチュラル成分にこだわりを持った訴求をするならお勧めな企業。
自社で独自原料の開発なども手掛けているため、成分エビデンスも豊富。
原価がやや高い傾向があるといわれているが、一見の価値はあります。
4、日本コルマー株式会社
≪日本最大手の老舗OEM会社≫
http://www.kolmar.co.jp/
◇製造可能品種/基礎化粧品・スキンケア、ヘアケア、メイクアップ化粧品、ネイル化粧品、フレグランス、健康食品、石鹸、日焼け止め、医薬部外品など
◇最低ロット/5,000本
業界最大手で実績多数。オリジナル原料も多数所持している企業。
他のOEM企業で開発できないアイテムもここでならおおよそ作れます。
ただ、最小ロットが5,000本~とかなり強気。事業のスタートフェーズではやや重い感じです。
5、株式会社ミリオナ化粧品
≪ロットや海外向けサポートなど柔軟な対応が特徴≫
http://milliona.jp/
◇製造可能品種/基礎化粧品・スキンケア、ヘアケア、メイクアップ化粧品、UV化粧品、医薬部外品など
◇最低ロット/500本
海外輸出のサポートも完備し、柔軟な対応をしてくれる企業です。
開発対応品も広く、費用も低めに設定してくれるため、スタートフェーズではお勧めです。
化粧品のOEM製造依頼をする際の注意点
OEM製造の目的を改めて明確にしておく
今、あなたはなぜ自社ブランドの化粧品をつくりたいのでしょうか?「ビジネスとして売上・利益を上げたい」のか、「本当に作りたいこだわりのものを世の中の人に届けたい」のか、目的や想いは様々です。
ただ、目的が変わればつくるモノもマーケティング戦略も変わります。今一度、何のために、誰のために、どんな商品をつくるのかなど、「なぜオリジナル商品をつくるのか」その目的を明確にしてブレない軸を持っておくことが重要です。
受託会社選定は慎重に行う
受託会社を決める際、安易に価格の比較だけで決めてしまうのは危険です。
各受託会社は価格以外の部分でもそれぞれ独自の強みや特徴を持っていますので、どのような商品をつくりたいのか、どのくらいの規模で展開を考えているのかなど、自分の理想や希望に最も合うところはどこかも含め、トータルで考えて選ぶのが大切です。
また、受託会社の担当営業によって最終的な製品の完成度はもちろん、納品までの進行にも大きく差が出る為、受託会社の候補を何社かに絞った段階で、担当となる営業に会ってみて提案の内容ややりとりのスピードなど、どんな人物か判断できるとより確実です。
事業計画は細部まで考えておく
自社ブランド製品は、商品を製造して終わりではありません。
お客様へ販売し、代金を頂いて初めてビジネスとしてのスタートです。爆発的にヒットした場合、堅調に推移した場合、全く売れなかった場合など販売シミュレーションを何パターンか想定し、在庫やキャッシュフローの予測と管理をしっかりと行いながら、不測の事態にも対応できるように準備しておきましょう。
キャッシュフローには要注意!
キャッシュフローに関する支出項目は、受託会社への製品代金を支払って終わりではありません。
実際に販売がスタートした後には、発送や梱包資材などの費用の他に、在庫保管の為に倉庫を借りる場合など諸々費用がかかってきます。
また、容器やポンプは発注から納品までのリードタイムが半年近くなる場合も多くある為、販売予測に沿って早めの発注と支払いが必要となってきます。
特に最初はどのくらい売れるか未知数な部分もある中で次回製造用の資材の発注と支払いが必要となると、キャッシュフローが厳しい状況に陥ることも想定されます。商品は利益として現金化できるまでには時間がかかります。
楽観的な販売計画ではなく、様々なパターンの場合に備えたキャッシュフローの管理が大切です。
「失敗」の定義を決めておく
販売が堅調に推移し成功することが一番ですが、失敗してしまった場合にどう改善策を取っていくかも大変重要です。
その場合、「失敗」と判断する定義を決めておかなければなりません。
例えば、「販売してから3ヵ月時点で販売○○本以下、6ヵ月時点で販売○○本以下であれば失敗」「販売から3ヵ月時点で月間売上○○円、6ヵ月時点で月間売上○○円に到達していなければ失敗」など、最初は少し短めのフェーズで見ていきながら現状をシビアに分析していくことが重要です。
目標に到達しなかった場合に迅速に対処・挽回できるように、想定される失敗の原因とその改善策を事前に考えておきましょう。
これから始める担当者向け、化粧品OEM事業の最新モデル
社会激変。市場が超細分化することで、販売戦略の方針転換が必要!?
凄まじいスピードで刻々と市場の状況が変化する現在、「良い商品であれば売れる」という考えは通用しなくなってきています。むしろ「こんなにこだわってつくった良い商品なのに売れない!」という状況が数多くあります。それは、市場にあらゆるモノが飽和している現在、良い商品をつくっただけでは幾多ある商品の中の1つとして世の中に埋もれてしまうからです。
「どんな商品をつくるか」も大切ですが、「どのようなニーズや悩みがあるのか」「どんな人に使ってもらいたいのか」「どのようなプロモーションであればターゲット層に響くか」など、マーケットを的確に捉え、徹底的に突き詰めることで、本当に必要とされる商品を生み出すことが重要です。
全体のビジネスモデルが変わってきている。新たに生まれる最新ディレクション企業
OEM受託会社は基本的に委託主の要望を具現化する製品製造がメインで販売のサポートまではあまり期待できません。
それは、受託会社は独自のブランド商品展開が無く実際に商品の販売までしていない分、製造依頼を受けた販売企業の成功事例はあっても、どのような販売戦略で何故成功したのかまでの細かいノウハウは持っていないからです。
基本的には自分たちの力で販売していくと考えておいた方がよいでしょう。初期費用や在庫リスク、保管スペースの確保など様々な高いリスクを抱えてまでつくったオリジナル商品なのに、売れなくては意味がありません。そんな中で現在、自社ブランドを展開する販売のノウハウを持った化粧品販売メーカーが製造から企画・販売のサポートまでしてくれるという新たな選択肢が登場してきています。
成功事例・失敗事例も含め、実際に自社ブランドを販売しているメーカーだからこその具体的なサポートが強みとなっています。このような化粧品メーカーとのタッグはその他にも容器や中身などの資材をメーカーと共有することでロットのリスクを大幅に減らしたり、中にはバルク(中身)をメーカーと共通にすれば数本単位からオリジナル商品をつくれるといった販売以外にも大きなメリットがあります。
売れてナンボ!起業や新規事業時のドライテストにもお勧めの方法
商品をつくるには大変な労力と費用、そして時間がかかります。ですが、そうしてつくった商品が確実に売れる保証はどこにもありません。
どれだけこだわってつくった良い商品でも、売れなければビジネスとして成り立ちません。このリスクを回避する方法として「ドライテスト」という手段があります。ドライテストとは、商品をつくる前に商品を販売してしまうことを言います。“実際に売れたらつくり、売れなかったらつくらない”という戦略です。
“つくってはみたものの売れなかった”というリスクを回避できる通販で良く用いられる手法となります。
ただ、ドライテストで売れると分かった場合に、フルオーダーのOEMだと急いでつくっても納品までに時間がかかってしまいます。そこでおススメとなるのが、セミオーダー式の中でもラベルのみオリジナルにするOEMです。このやり方であれば、“売れる”とわかっていざつくるとなった時にもすぐ対応が可能で、機会損失を回避できます。こういった意味でも、セミオーダー式、特にラベルのみオリジナルにするOEMであれば様々なリスクを回避しながら販売展開ができるおススメのやり方です。
おわりに
いかがでしたか?
オリジナル化粧品を依頼するための企業は沢山ありますが、現状として、その殆どの企業が商品を作るだけ。
その後のサポートは一切無しの企業が多く存在するため、今回の記事をぜひ参考にしていただけたらと思います。
いろいろと手取り足取り教えてもらいながら進めていきたいと最初は考え期待してしまいますが、なかなか期待通りにならないことが多いですよね。
リスクを回避するためには、皆さまのOEM製造に関する運用スキルを高めていくことが解決の近道!頑張っていきましょう!
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